β-カロチンは、なぜこんなにも知られているのか?

大塚製薬 ネイチャーメイド ベータカロテン 140粒 70日分

 

序文で触れた通り、数あるカロチノイドの中でも、一番知名度の高い成分が“β-カロチン”だと思いますが、なぜこんなにもβ-カロチンが知られるようになったのでしょうか?

 

その経緯は、1970代からスタートします。当時、科学者達の研究によって、『β-カロチンの血中濃度が高い人は、平均濃度が低い人よりも、ガン発症の危険度が低い』、ということが発見されたのです。

 

その事により、β-カロチンのガンに対する効能が注目され、研究者の間で→は、様々なガン細胞での実験が試みられました。その中でも特に、『肺ガンと胃ガンにおいて、β-カロチンの血中濃度が高くなるほど、ガンの危険が低下する』、という特徴が見られました。

 

その後、世界的に権威のある科学雑誌「ネイチャー」にて、『β-カロチンはガンを予防する』といった内容の論文が掲載、それを読んだ多くの学者が、この意見を支持するようになりました。

 

その結果、β-カロチンが商業的に広く利用され、サプリメント等で、多くの人に利用される事となったのです。

 

1980年代前半までは、「β-カロチンはガン予防に期待が持てる」とされていました。しかし、その後に行われた実験結果で、その理論を反覆させてしまったのです。≪事項につづく≫